第十一回:2006年2月3日

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 睦美:
 ようこそ、睦美の部屋へ!
 睦美:
 みなさんの応援を受けて、「すくーるヘブン」は1月27日に無事発売することが出来ました。
 睦美:
 現在、一部の店舗では品切れになるなど品薄状態が続いていますが、これも応援してくれた皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。
 櫻:
 製品は順調に出荷していますので、これから順番にお店に並ぶと思います。よろしくお願いします。
 睦美:
 さて、今日の授業は、前回約束した通り特別ゲストを呼んでいます。
 葵:
 獅堂葵です。
 よろしくお願いします!
 櫻:
 葵ちゃん!
 睦美:
 推薦のメールの中で獅堂さんが一番だったから。公約通りゲストに呼びました。
 葵:
 私を選んでくれて、どうもありがとうございます。至らないところは多々あると思いますが、これから授業が終わるまでよろしくお願いします。
 葵:
 櫻も、よろしくね。
 櫻:
 うん、一緒にがんばろうね。
 睦美:
 それでは挨拶はこれくらいにして授業を始めます。獅堂さん、お便りを読んで下さい。
 葵:
 はい!
 最初は、「サバラッタ」さんからです。『たとえば、一人のキャラに絞ってゲーム進めた場合、好きなキャラとのエンディングはあるのですか?』
 葵:
 あっ、これはありますよ。大丈夫、全員の個別エンディングがちゃんと用意されています。
 櫻:
 葵ちゃん! それ、先生のセリフ!
 葵:
 えっ? そうなの?
 睦美:
 フフフッ、最初は不慣れですから、間違いがあるのは仕方がありません。
 睦美:
 ゲストの獅堂さんは、春見さんと私のサポートをして、質問のメールを読んでください。回答は私がします。いいですね?
 葵:
 あっ、はい。すみませんでした。
 睦美:
 「サバラッタ」さん、個別エンディングはありますので安心して下さい。
 櫻:
 よろしくお願いします。
 睦美:
 それでは、次の質問に行きましょうか。メールを読んで下さい。
 葵:
 えーと、また私が読んでいいの?
 櫻:
 うん、葵ちゃんはゲストだから。いいよ。
 葵:
 それじゃあ、次は……あれ、また「サバラッタ」さんだ。
 櫻:
 そう言うときは、二回に分けないで一緒に続けて読んだ方がいいよ。
 葵:
 あっ、うん……次からはそうするね。えーと今度のは『葵がメインヒロインかとずっと思ってたのですが、いたる所で櫻が推されてる気がするのですが!! 一体どっちがメインヒロインなんですかね? 公平に睦美先生お願いします!!』
 葵:
 ふーん、私がメインヒロインだって。へ〜、良いこと言うじゃない。
 葵:
 そうよね、やっぱり見る人が見れば分かっちゃうのかな。やだなー、照れちゃうな〜。
 櫻:
 葵ちゃん……?
 葵:
 やっ、やだな……冗談よ、冗談だってば! ちょっと、櫻、そんな目で見ないでよ。
 櫻:
 …………ゲストのくせに。
 葵:
 あっ、あの、先生はどう思いますか? メインヒロインは、やっぱり櫻なんですよね?
 睦美:
 メインヒロインは、もちろん私です。
 櫻:
 …………
 葵:
 …………
 葵:
 なんていうか、それは……お約束すぎです。先生。
 睦美:
 ……そのくらい、分かっています。二人が争っているので、少し場を和ませようとしただけです。
 睦美:
 「サバラッタ」さん、メインヒロインは春見さんでも獅堂さんでもありません。貴方がそうだと思った人がメインヒロインです。
 葵:
 うわーっ、キザっ! 聞いてて、なんか赤面しますって。
 櫻:
 葵ちゃん!
 葵:
 あっ……
 睦美:
 獅堂さんは、後で補習授業を受けてくださいね。
 葵:
 えっ、補習授業って……先生!?
 櫻:
 あー、葵ちゃん……ご愁傷さま……
 睦美:
 春見さん、次のメールを読んでください。
 葵:
 先生!
 櫻:
 えーと「サラバッタ」さん、メインヒロインは貴方が決めてください。よろしくお願いします。
 櫻:
 それでは次は、「敵はプロテクト」さんからのご質問です。『次回もラブエロで、是非、お願いします。あと、プロテクトの誤作動という事態の回避や容量を食わないためにも、ディスクレスじゃない方が良いのでは?』
 睦美:
 ?
 これはどういう事なのかしら?
 櫻:
 ……うーん、どういうことなんでしょう?
 葵:
 うー、それは……ディスク起動にして、プロテクトをなしにしろ、って事だと思うけど。
 睦美:
 うーん……
 プロテクトの採用とディスクレスの問題はまったく無関係ではありませんが、根本的にそれぞれ別個の問題なので、どちらかを採用したから片方が解決するという物ではありません。
 睦美:
 現状では、プロテクト無しで製品を発売することは考えていません。ごめんなさい。
 櫻:
 「敵はプロテクト」さん、質問の回答は以上になります。よろしくお願いします。
 葵:
 先生、あたし、ゲストなのに補習授業を受けなくちゃいけないんですか?
 睦美:
 春見さん、次の質問を読んでください。
 葵:
 うわーっ、スルーされたよ。
 櫻:
 えーと、次は「ダイングスター」さんからのご質問です。
 葵:
 わーっ、櫻まで!
 櫻:
 えーと、これはご質問というより、ご意見ですね。『動作環境をどんどん上げるのはやめて欲しい。500MHZクラスなんて、俺のPCでは動かないと思うのでなるべく低スペックでも楽しめるような作品創りをお願いします』
 睦美:
 これについては検討課題とさせて頂きます。
 睦美:
 ただ、現状ではOS自身が要求する動作環境がどんどん高くなっていますので、今後環境が上がっていくのは止むを得ない面があります。その点はご了承ください。
 櫻:
 低スペックのパソコンに対応するのは難しいのですか?
 睦美:
 低スペックのパソコンに対応、というより、一つのパッケージで複数のOSに対応するのが難しいのです。同じ動作をさせるのにも、OSによって作法が少しずつ異なりますから。
 睦美:
 プログラムの負担を軽減するためには、どうしてもその時の主流のOSに合わせて、古いOSや、古いOSしか動かないパソコンについては対象外にしていくしかありません。
 睦美:
 WindowsVistaやXPが動くパソコンとDOSを引きずった98やMeしか動かないパソコンでは、同じ「パソコン」ではあっても、ほとんど別物というくらいの大きな差が色々な面にあるのです。
 櫻:
 うーん、なんか技術の進歩って、イヤですね。
 睦美:
 文句があるのなら、完全互換のプラットフォームを用意できない、マイク●ソフト社様に抗議のメールを送ってください。
 櫻:
 「ダイングスター」さん、ご意見は今後の検討課題にします。よろしくお願いします。
 葵:
 あのー、私、ゲストだよね。ねー……
 睦美:
 それじゃあ、次は獅堂さんがお便りを読んでください。
 葵:
 何か扱い軽いなぁ……補習授業は決定みたいだし……うー……
 睦美:
 獅堂さん、どうせなら1ヶ月ぐらい特別講義をしましょうか?
 葵:
 うー、先生、ズルイですよ。その言い方。うー、それじゃあ読みますよ。
 葵:
 次は「FD」さんからです。『すくヘブは内容は非常に良かったとおもわれます。なので、もう、こうなったら、ファンディスク作ってください。史上まれにみるエロエロで、コスHにまみれたヤツをよろしくお願いします(定価5000円位で、睦月、櫻中心)』
 櫻:
 えーとファンディスクについては、他に「ラビえろは偉大」さん、「目指せラブえろメーカーの星」さん、「ザ・ニュー神父」さん、「まこちゃん」さん、他に匿名の方からもメールを頂きました。
 葵:
 いいですよねー、櫻や先生は人気があって。私はどうせ日陰ものですから〜。
 櫻:
 な、なにか視線がちょっと痛いです。
 櫻:
 葵ちゃん、ほら、「まこちゃん」さんはちゃんと葵ちゃんのことも言ってるよ。
 葵:
 『先生はどうでもいいんですが・・・櫻嬢や恵里香嬢、葵嬢、檸檬嬢、来夢嬢が出演する「ファンディスク」を出す予定はありますか? あと、櫻嬢や恵里香嬢、葵嬢、檸檬嬢、来夢嬢に「モテる呪文」があれば教えてください』
 葵:
 そうだよね、あたしは3番目だし……金ぴかのオマケだもんね。
 櫻:
 先生、葵ちゃんから暗黒オーラが溢れてます!
 櫻:
 葵ちゃ〜ん、ほら「ユーイチ・K」さんからは、『次回のゲストがもし葵ちゃんになったらこんな自分に慰めの言葉をかけてやって下さい』ってきてるよ。
 葵:
 ……ご愁傷様です。こんなあたしでよければ、応援します。頑張ってください。
 櫻:
 わあー、全然ダメです。先生! どうしたらいいんですか?
 睦美:
 そう言うときは、見なかった事にして、そっとしておいてあげるのが優しさです。
 櫻:
 それは、でも……いいのでしょうか?
 睦美:
 いいのです。獅堂さんは強い人ですから。先生は信じています。
 睦美:
 だから、構わず質問の回答に行きましょう。
 睦美:
 ファンディスクについては、現在のところ予定は未定です。
 睦美:
 ただ、「ファンディスク」の名の通り、希望が多ければ商品化の可能性はあります。
 櫻:
 それはもしかして、ハガキですか?
 睦美:
 そうです。BISHOPはアンケートハガキを重視していますので、希望する方はハガキに記入して送ってください。
 櫻:
 みなさんのハガキを待っています。
 「FD」さん、「ラビえろは偉大」さん、「目指せラブえろメーカーの星」さん、「ザ・ニュー神父」さん、「まこちゃん」さん、それに匿名の方、よろしくお願いします。
 睦美:
 それから、「モテる呪文」はありません。ごめんなさいね。
 葵:
 いいよー、あたしもハガキを出すから。ファンディスクは、あたしが主役でゲームを作ってもらうからねー。
 櫻:
 先生……葵ちゃんがまだ暗黒面から戻ってきません。
 睦美:
 仕方がありませんね。このまま、次の質問に行きましょう。
 櫻:
 ……良いのかなぁ。
 睦美:
 春見さん、ぼーっとしていないで、お便りを読んでください。
 櫻:
 は、はい。次は「NEO」さんからのご質問です。
 櫻:
 『発売日に買えませんでした〜(泣 次回の入荷はいつ頃になりそうでしょうか?』
 睦美:
 これについては、他の方々からもお問い合わせを頂きましたが、順次出荷されていますので、もう製品がお店に並んでいる頃だと思います。
 睦美:
 それでも見つけられない人は、お店で直接訊ねていただくか、ネットでの通販などをご利用ください。
 睦美:
 それでも見つからないという人はBISHOPでも通販を受け付けていますので、そちらをご利用いただければ確実です。
 睦美:
 通販のご利用については、専用のページが設けてありますので、詳しくはそちらをご覧ください。
 櫻:
 「NEO」さん、よろしくお願いします。
 睦美:
 次は、「エロ紳士純米酒」さんからの質問ですね。春見さん、お願いします。
 櫻:
 え、えーと「エロ紳士純米酒」さんからのご質問です。『主人公の伸二がヘタレすぎで、プレイ中私の口から突っ込みが出ない事は有りませんでした。率直にお聞きします。登場人物の皆様およびスタッフは伸二にどういった感情を持っているのでしょうか? 特に睦美さんに聞きたいです(初ENDが睦美さんでした)櫻さんは・・・どーでもいいです。葵さんと仲良くおしゃべりしててください』
 睦美:
 小津君に対する感情は、以前にも一度答えていますが、せっかく質問をいただいたので、ここで改めて言葉にすることにします。
 睦美:
 私の小津君に対する評価は……
 葵:
 ヘタレ!
 櫻:
 わっ!
 睦美:
 獅堂さん、いきなり横から何を言うのです!
 葵:
 だって、櫻も先生もあたしの事放っておいて、どんどん先に進んじゃうんだもん。ひどいよ。
 櫻:
 そ、それは、葵ちゃんがなんだか落ち込んでいる感じだったから……そう言うときは、そっとしておく方がいいって先生が……
 葵:
 まっ、別に恨んだりはしてないけどね。櫻と付き合っていたら、いつもの事だし。
 櫻:
 ええっ、そんな……
 葵:
 ハハハハッ、冗談だって。櫻がそんな事しないのは、あたし、よく知ってるから。
 葵:
 ゲストなのに置いてっちゃうんだもん。このくらいの事はいいでしょ?
 葵:
 それで、質問にあった伸二のことだけど。伸二の事はスタッフの間でも、「ヘタレ」で通ってます。先生の印象も、まあ、だいたいそんな感じです。
 睦美:
 獅堂さん、私は別にそんなことは……! ちょっと手がかかる生徒だなとは思っていますが、「ヘタレ」なんて思っていません。
 葵:
 それって〜、婉曲表現じゃないですか? 本当は出来の悪い生徒だと思ってますよね?
 葵:
 出来の悪い生徒ほど可愛いみたいですし。
 睦美:
 そ、それは……小津君の成績に関する事ですから、あなたに教えることは出来ません。
 葵:
 やっぱり、あたしの言うとおりってことですね。
 睦美:
 獅堂さん!
 櫻:
 ……葵ちゃん、復活したらパワーアップしました。
 葵:
 どうせ補習授業を受けるんだから、もう怖いものなんてないもんねー。
 葵:
 やりたいようにやったもん勝ちよ。フフフフフッ。
 櫻:
 うわっ、なんか、暗黒面に取り込まれちゃってます。
 葵:
 それじゃあ、今日最後の質問に行きます。「和姦党」さんからです。『次のラブエロはいつでるでしょうか? あと、理事長はなぜ、孕まして来いとおっしゃらなかったのか(苦笑)』
 葵:
 えーと、理事長先生の事はよく分かりません。あの人は、ちょっと普通の人と違うところがあるので。今度、先生が直接理事長先生に聞くまで待ってください。
 睦美:
 獅堂さん、勝手に変な事を言わないでください。私はそんな事出来ません。
 葵:
 えーと、先生が何か仰ってますが、良く聞こえないので、回答を続けます。次の「らぶえろ」がいつ頃発売になるのかは、今のところ未定です。
 櫻:
 あっ、未定なんだ?
 葵:
 企画は検討しているんだけどね。いつ頃発売されるかは、まだずっと先の話。先に凌辱物が出るらしいから、それが出た後じゃないと、具体的な発売日ははっきりしないんじゃないかな。
 櫻:
 なんか、気が遠くなる話だね。
 葵:
 まあねー。ゲームの制作って、一ヶ月、二ヶ月で済む話じゃないし。「らぶえろ」ってジャンルになると、それなりの内容が必要なるみたいだから、ホイホイ作れるものじゃないんだって。
 葵:
 それに、まだ発売したばかりで、「すくーるヘブン」の評価自体、全然定まっていないから。だから全部これから、ってわけ。
 葵:
 そんなわけで、気長に待っていてください。よろしくお願いします。
 葵:
 えーと、この他に今回もたくさんの意見を頂きありがとうございました。「睦美良好」さん、「追撃のテイルガンナー」さん、「関空特急はるか」さん、「愛は陽炎」さん、その他匿名の方々から頂いた貴重な意見は今後の制作の参考させて頂きます。
 葵:
 それから、この宛先にサポートのメールが一件寄せられましたが、ここでは基本的に対応出来ませんので、マニュアルをご覧の上サポートのフォームからメールを送ってください。よろしくお願いします。
 葵:
 あと、「纏」さんからお問い合わせがあった『フォントが重なって見づらい』というのはWindowsの画面のDPI設定が原因でした。勿論、バグ等ではなく無事解決していることを一応報告しておきます。
 櫻:
 わあっ、葵ちゃん、すごい! 先生の出番が全くありません。
 睦美:
 ゲストだから事を荒立てないようにと抑えていたら、最後まで……獅堂さん、ちょっと奥でお話しましょう。
 葵:
 あっ、櫻、あたし部活の練習があるから。それじゃ、後は任せたからね。よろしく!
 櫻:
 えっ、ちょ、ちょっと葵ちゃん!
 睦美:
 こらっ、獅堂さん、待ちなさい!
 櫻:
 え、えーと、睦美先生は急用が出来たみたいなので、今日の授業はここまでみたいです。お疲れ様でした。次回もよろしくお願いします。